ブラック校則とは、不合理で生徒の人権を侵害する校則のことです。具体例や問題点を詳しく解説します。
元教員(地方公務員)ブロガーの主張はコレ
いろんな稼ぎ方があることを知ってほしい。
転職が厳しいと言われている教員でも、
他に稼ぎ方はいくらでもあるんです。
それでは本題です。『ブラック校則』をお話ししていきたいと思います。
・ブラック校則って?何かがわかる!
・どんな校則がブラック校則?実際にあったブラック校則がわかる!
結論
ブラック校則とは、今の時代に合っていない校則が変更されずに残り続けている現状が生み出しています。
学校という閉塞的な空間だから起こる問題だと言っていいでしょう!
これから、変化の激しい時代の中で本当に学校という組織が自分に合っているのかを考えてみてください!
ブラック校則とは?実際の例は?
(1)ブラック校則の定義
ブラック校則とは、生徒の人権を侵害し、過度に厳格で理不尽な校則を指します。例えば、髪の色や長さ、制服の着用方法、持ち物の制限など、過度に詳細なルールが含まれます。
(2)典型的なブラック校則の例
- 肌着の着用禁止
- 髪の毛の染色禁止
- 弁当の中身の指定
- 髪型の詳細な指定
- 校内恋愛の禁止
- 下着の色指定
ざっくり言うとこんな感じ
あまり信じられませんね!
ブラック校則の例とその影響
それぞれのブラック校則の影響
- (1)髪型・髪色に関するもの
- 髪型や髪色の規制は、生徒の個性を抑えつける結果となり、自尊心に悪影響を及ぼします。
- (2)制服や下着の着用方法に関するもの
- 制服や下着の色やスタイルに関する規則は、生徒のプライバシーを侵害する恐れがあります。
- (3)登下校時や昼休みの行動制限
- 登下校時や昼休みの行動に関する規則は、生徒の自由を大きく制限し、ストレスを増大させる可能性があります。
- (4)生徒の持ち物やプライバシーに関するもの
- 持ち物検査や私生活に関する規則は、生徒のプライバシーを侵害することがあります。
- (5)生徒の健康を損なう可能性があるもの
- 健康に関する無理なルール(例えば、水分補給の制限など)は、生徒の健康に深刻な影響を与えることがあります。
実際にあったブラック校則・意見は!?
スクロールできます
Studyplusトレンド研究所
是非ともみていただきたい記事です。今の時代にどれだけ沿ってないかが伺えます。
Q. これはおかしい!と思うような校則があれば教えてください。
服装
- 腕時計禁止(2票)
- 腕まくり禁止
- マフラー・手袋は耳周り部分のみ。
- 白のスニーカーのみ
- 通学用下駄で制服
- 蛍光色禁止
- 日傘許可制
- 長袖禁止
- キーホルダーは一個まで。
長袖禁止とか
寒い日は?
謎ですね!
学習関連
- 字幕版禁止
- 模擬試験中(2票)
- 共通テスト受ける人は弁当できない。
字幕版禁止?
英語がダメなのか?
頭髪・身だしなみ
- 髪の長さ(肩幅より上)
- 流行を追った髪型の禁止
- 髪の色は黒で髪型三つ編み。
- 編み込み禁止
- 日焼け止め禁止
- 爪磨き禁止
日焼け止め禁止?
人の勝手では?
行動
- 昼食の時間がある。
- 文化祭ソーラン禁止
- 文化祭のお化け屋敷でも電気が消すの禁止。
ソーラン禁止?
なぜそこまで限定的ですか?
学校外の行動
- 旅行許可が必要(2票)
- カラオケ、映画館禁止
- 麻雀禁止
教員でも、海外旅行に行くときには
申請書を書きます。
なぜ、休みの日にすることを報告しないといけないんだと
不快に思っていました。
恋愛
- 男友達と二人きりで勉強してはいけない。
- 男が女子を送ること。
女子が男子を送ることはOKだと言うことでしょうか?
今の時代に女子男子と指定をつけることもどうかと…
その他
- 漫画が没収されると売られてしまう。
売ったお金はどこにいっくんでしょうか?
生徒に戻したとしても、売ったお金で再購入は難しいと思うので
どう考えても生徒に不利益しか生んでいないと思います。
持ってきたらこんな罰があると脅し的な感じでしょうか?
Q. 最近、追加・変更・廃止された校則は?
頭髪
- ツーブロックがOKになった。
- 髪色が自由になった。
今の時代に合っている感じですね!
生徒の自尊心を尊重しています。
昔のようにヤンキー時代になったりするのでしょうか?
防寒着
- ダウンジャケットがOKになった。
- セーター・カーディガンの規制が緩和された。
- コロナでの換気の必要性から?
- 衣替えの期間の指定の廃止がされた。
- スカート丈の規制が緩くなった。
着る服もある程度自由になったようですね!
全てが自由というわけでもなく、
場にあった服装を教えることも必要なので
難しい部分はありますね
衣服の色
- 靴下の色の規制が緩和された。
- 黒のタイツもOKになった。
黒タイツがダメだった理由が私にはわかりません。
ジェンダー
- 女子用のスラックスが導入された。
- 校則の男女差が解消された。
- 通学用のバッグが自由に選べるようになった。
- スマホの規制が緩和された。
- 置き勉がOKになった。
最近は女子でスラックスが当たり前になってきましたね。
LGBTQの方々を考えれば、良い方向ですね。
多様性の時代なんですね!
珍しい・気になるもの
- シュシュが禁止になりました。
- セーターの色が変わっており、合計前カーディガンの色が白黒灰紺の好きな色から(指定の形状じゃない)で良かったんですが、合計後の学校では灰色か紺のみになりました。ダサくなりました。
- パーマは従来通り禁止だが巻き髪も禁止を確認された。
- 5年くらいずっと靴下で揉めてきて、やっと、女子の靴下にローフソックスが追加された。
- どのクラスにも学級新聞を作ってはいけないという事が書かれたらしい。
- 特定の場所でのスマホ使用。
- 体育祭や文化祭での写真撮影が禁止された(公立高校 福岡)。
- 制服通学だけど、許可すれば自転車の免許を取得可能(以前は進路が決まってた可能)
- デリバリー禁止
- 学校コンプラでの教科書に少しでもエロくて触れている文言が消された。学生生活に特に影響は無い。
- 高校時ではOKな紙袋(大学生風OK)。
- ペットボトル持ち込み禁止だったところ、持ち込みOKになったこと。
結構なぞなものを多いですが、
どんな事情があったのでしょうか?
ブラック校則の問題点
(1)人権侵害のリスク
ブラック校則は、基本的人権を侵害する可能性があります。例えば、髪型や服装の規制は、個人の自由を制限します。
(2)個人の尊厳への影響
過度な規則は、生徒の自己肯定感や尊厳を傷つける可能性があります。特に、外見に関する規則は、自尊心に影響を与えることがあります。
(3)ハラスメントの危険性
ブラック校則は、生徒間や教員によるハラスメントを引き起こすリスクがあります。厳しいルールに従わない生徒に対するいじめや差別が生じる可能性があります。
(4)教員と保護者間のストレス
教員は厳しい校則を守らせるプレッシャーと、保護者からの反発の間で板挟みになることがあります。この状況は、教員のストレスを増加させます。
ブラック校則がなぜなくならないのか?
(1)学校という閉鎖的空間
学校は外部からの影響を受けにくい閉鎖的な環境であり、内部での変化が起こりにくいです。
(2)地域住民のクレーム
地域住民の意見やクレームが、校則の厳格化に影響を与えることがあります。
(3)在校生やOBの意見
伝統を重んじる在校生や卒業生の意見が、変化を阻む要因となることがあります。
(4)学校のイメージ戦略
学校は自らのイメージを守るために、厳しい校則を維持することがあります。
(5)社会と学校の価値観のズレ
社会の価値観と学校の内部の価値観のズレが、ブラック校則の維持につながることがあります。
法的視点から見たブラック校則
(1)校則の根拠法令
校則の制定には法律や条約のルールが存在します。これらを理解することで、校則の正当性を評価できます。
(2)ブラック校則を巡る判例
過去の判例を通じて、ブラック校則がどのように扱われてきたかを知ることができます。
生徒・保護者がブラック校則に対抗する方法
(1)連帯して意見を述べる
生徒や保護者が連携して意見を述べることで、校則の改善を促すことができます。
(2)教育委員会や相談窓口を利用する
教育委員会や専門の相談窓口に相談することで、問題解決の糸口を見つけることができます。
(3)深刻な場合は弁護士に相談する
深刻な影響が出ている場合は、法的手段を取ることも検討すべきです。
まとめ
ブラック校則とは、生徒の自由や人権を不当に制限する不合理な校則を指します。具体例としては、髪型や髪色の規制、下着や制服の色指定、校内外の行動制限などが挙げられます。これらの校則は、生徒の個性を抑圧し、心理的なストレスや自己肯定感の低下を招くことが多くあります。
ブラック校則の問題点としては、まず人権侵害のリスクがあります。生徒の基本的人権を侵害する可能性が高く、個人の尊厳を傷つける恐れもあります。また、過度な規則は、生徒間のいじめや教員からのハラスメントの温床となることがあり、教員と保護者の間でストレスが生じる原因ともなります。
これらのブラック校則がなくならない理由として、学校という閉鎖的な空間であることや地域住民のクレーム、在校生やOBの伝統を重んじる意見が影響していることが挙げられます。さらに、学校がイメージを守るために厳しい校則を維持することや、社会と学校の価値観のズレも要因の一つです。
ブラック校則に対して、生徒や保護者は連携して意見を述べることが重要です。教育委員会や専門の相談窓口に相談し、問題解決を図ることが求められます。深刻な場合は、法的手段を取ることも検討すべきです。
法的視点から見ても、ブラック校則は根拠法令や判例に基づいて評価されるべきです。過去の判例を参考にしながら、法的なアプローチで問題解決を目指すことが重要です。
全体として、ブラック校則の存在は生徒の生活に大きな影響を与えます。より良い教育環境を目指すためには、生徒や保護者が連携し、法的視点や相談窓口を活用することが不可欠です。学校と社会が協力して、生徒の人権や尊厳を守るための適切な校則の見直しが求められています。